ヨシワ工業 中国地域OIチャレンジ2023

特に自動車部品においては、部品の軽量化が求められています。 弊社製品の鋳鉄部品は強度の面で優れていますが、比重において軽金属や樹脂部品に劣っており、厳しい競争環境下にあります。 自社開発の高強度・高靭性の材料を適用することを視野に、部品構造をトポロジー最適化手法などを用いて最適化することで、部品を大幅に軽量化させることを狙っています。 この構造最適化による軽量化により、薄肉、小型で製造可能な鋳鉄鋳物部品を生み出し、鋳鉄鋳物の競争力向上、新規事業への展開を目指しています。 鋳造の得意とする複雑形状の一体成型により、最適形状の部品を高効率で製造する技術開発に取り組みます。

現在、ヨシワ工業が量産に適用している砂型鋳造は、大量生産に適しているものの品質のばらつきが大きい、いわゆる3K（きたない、キツイ、危険）職場であるといった問題点を抱えています。 これに対し、鋳造プロセスの鋳型、工法、材料、設備の各項目を革新的に高度化することで、究極の高品質、高効率を達成できる、コンパクトでクリーンな次世代型の鋳造プラントの実現を狙っています。 高度なセンシングや設備の自動化を進めることにより、実現を目指します。

現在、ヨシワ工業では量産自動車の鋳鉄部品を中心としたものづくりをしています。 部品設計技術の習得、鋳造の特徴である複雑形状の一体成型技術を活かして、量産自動車以外の市場にも通用する鋳鉄鋳物部品の実現を目指します。