The Meet 広島オープンアクセラレーター 呉市

「顔の見える経済圏」を形成するために、商店街が抱える地域課題に果敢に挑むパートナーを募集します!

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呉市

呉市中央地区商店街は平成初期をピークに小売業販売額・通行量など、長期低落傾向にあります。
それに伴い、
①遊休不動産の増加によるまちのにぎわいの損失、
②老舗など地域密着の個店の減少によるまちの奥行きの喪失、
③地域減少による地域消費(商圏)の縮小
などの地域課題も山積しています。
これまで商店街と市役所で様々な取組を行ってきましたが、これらの課題を解決するには至りませんでした。
そこで、解決策を一緒に考えてくれる新たなパートナーを募集し、
商店街・市の三者で課題解決に向けた取組を行っていきたいと考えています。

実現したいこと

01

商店街の遊休不動産を「負の遺産」から「空間資源」に転換することによるにぎわいの創出

増加する遊休不動産(空きビル・空き店舗・空き家)がまちのにぎわいを損なっています。例えば、商店街であれば店舗の減少・商業の衰退・雇用の減少・通行量の減少等に伴い、エリア価値(定量的には路線価、定性的にはまちへの期待値)が低下しています。

呉市の2大商店街(中通と本通)が立地する中央地区商店街エリアにおいても10件中2件が空き店舗という状況です。

遊休不動産が有効活用できていない理由は、事業をしたい人(事業オーナー)と市場に流通する不動産物件とのミスマッチ(家賃、不動産オーナー・事業オーナーとの思いの相違等)など様々ですが、例えば、事業オーナーが不動産情報サイト等から物件を探す従来の仕組みではなく、不動産オーナーが応援したい事業オーナーを探して物件を貸したり、売ったりする仕組みの構築を通して、にぎわいの創出を目指します。

<キーワード>
・不動産オーナーが事業オーナーを探せるマッチングプラットフォーム
・シェアオフィスなどの不動産を活用したシェアリングサービス
・共同店舗運営のプラットフォーム など
*上記以外でも、遊休不動産を活用したサービスがありましたら、ぜひご提案ください!

02

商店街における事業承継を通して、まちの「奥行き」を守る

呉市の中央地区商店街エリアには、創業90年以上の老舗が属する「呉千年会」の店舗等が約20件あり、老舗の存在そのものが、まちの魅力のひとつである「奥行き」を形成しています。

一方で、約40店舗が所属する呉中通商店街振興組合によれば、後継者がいる店舗はわずかに5件で、このままではまちの奥行きは消滅の一途です。

そこで、商店街で余り進んでいない事業承継の推進を通して、まちの奥行きを守ることを目指します。

<キーワード>
・事業継承を支援するサービス
・事業継承のマッチングサービス など

03

バイローカル運動を通した「顔の見える経済圏」の形成

呉市の中央地区商店街エリアの特徴のひとつが、チェーン店が少なく、地域密着の個店が多いことです。また、コロナ禍を経て、近所の「顔の見える経済圏」である商店街が全国的に見直される傾向もありました。

しかし、地域人口減少に伴う地域消費(商圏)の縮小や市内他地域及び市外の大型チェーン店・商業モールとの競合等により個店の事業継続は厳しい状況にあります。

そこで、地元密着の店舗の利用を促し、商いを育てることで、地域の価値と人々の生活の質を高める「バイローカル運動」を展開することで、店舗の事業支援とその先にある「顔の見える経済圏」の形成を目指します。

<キーワード>
・地域商店の魅力の発信/ブランディングに資する企画
・地域情報(紙媒体)や福引券などのデジタル化
・商店街での集客イベントやワークショップの企画 など

活用できるリソース

01

市の施策:「リノベーションまちづくり」事業

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呉市では令和元年度からリノベーションまちづくり事業に取り組んでいます。

この事業は、空き家や空き店舗などの遊休不動産を新しい方法で再生・活用し、生まれ変わった遊休不動産を核に、まちを連鎖的に変えていくことで、地域の課題を解決し、エリアの価値を向上させようという取り組みで、その中心となるのが本事業の担い手を育成するための実践型講習会「リノベーションスクール」です。

市内外から意欲ある受講生が集まり、ユニットと呼ばれるチームごとに分かれ、中央地区商店街に実在する遊休不動産を題材として、事業プランを、スクールの3日間で考え、最終日に不動産オーナーに提案。スクール後はその提案をもとに事業化を目指します。

過去4回のスクールでこれまで5件のプランが事業化し、まちに変化の兆しを生んでいます。また、スクールをきっかけに事業化案件やその他の案件で20名が起業しています。そのほか、スクール受講生70名を輩出し、中央地区商店街ほか市内各地域でまちづくりに取り組んでいます。
02

人的資源:起業人材(事業オーナー)

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前述のリノベーションスクールに加え、呉市の起業支援事業である「起業家支援プロジェクト」や女性の創業支援事業「ちょいビジ」等に参画した起業人材が豊富です。
03

空間資源:空きビル・空き店舗等の遊休不動産

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呉市の中央地区商店街の1階部分の空き店舗率は約20%です。ちなみに,全国の商店街の平均が13%余りです。

発想を転換すると、これらは空間資源。
まさに宝の山です。

空間資源に人的資源や文化的資源・環境的資源・歴史的資源などのまちに潜在する社会資源を組み合わせることで新たな価値を創造することもできます。
04

潜在能力のある中央地区商店街

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ピーク時の3分の1になったとはいえ,中通商店街の通行量は約2万人/日あります。ここまで人が通る場所は、呉市内にはJR呉駅構内しかありません。

また、先述したとおり、中央地区商店街はチェーン店が少なく、地域密着の個店が多いのが特徴です。

さらに、事業オーナーにとって商店街は、テナント出店時に実績が求められる商業モールや百貨店、多額の初期投資が必要になるロードサイドへの出店と比べて新規出店のハードルが低く、さらに一定の通行量があることから、未だに魅力的な場所です。

運営チームの紹介

呉市中央地区商店街が抱える地域課題は、全国の地方都市の商店街が抱えるものと同様だと考えています。どの課題も難題ですが、企業の皆様とご一緒に、新たな手法を創出したり、あるいは既存の手法を複数組み合わせるなどして、課題解決を目指していきます。
皆様からの多数のご提案をお待ちしております。

呉市 産業部 商工振興課 商業グループ

参加市町

呉市

呉市は、戦前・戦中は、世界最高水準の技術と人が集まり、戦艦大和などの艦艇の建造や航空機の開発を担うなど、
日本一、そして世界でも有数の海軍工廠を擁するまちとして発展してきました。
戦後は、こうした歴史や、海軍工廠の基盤・技術を生かしたものづくり産業、
豊富な医療資源などを有する多様性に富んだ都市として発展してきました。
このような歴史的経緯から、呉市は、早くから多くの人口を抱え、それに伴い商業機能が充実してきました。
このため、商店街には個人商店等を中心に、多くの店舗が存在しています。

オフィシャルウェブサイト

スケジュール

  • エントリー受付

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    エントリー提出期間です。質問への回答や資料の提出を以ってエントリー完了となります。
  • 一次選考

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    ご提案を元に、次のステップである「オンラインブラッシュアップ」にお進み頂くエントリーが選考されます。
  • オンラインブラッシュアップ

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    質疑応答を参加市町と交わし、不足していた情報やより具体的な内容を盛り込み、両者で提案内容の精度を上げていきます。

  • 二次選考

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    オンラインブラッシュアップを経て、次のステップであるプレゼン・ディスカッションにお進み頂く提案が選考されます。

  • プレゼン・ディスカッション

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    運営チームと共に準備をおこない、基本的には参加市町の幹部職員や事業責任者に対して、両者で協力して共創案を直接プレゼンテーションします。一方向のプレゼンテーションではなく、両者によるディスカッションの場でもあります。

  • 最終選考

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    プレゼン内容を元に、実証実験など実装に向けた検討を進めていく共創案が採択されます。

  • 実証実験へ

エントリーについて

エントリー条件
スタートアップ、中小企業、その他団体等(大企業等を除く)がエントリーできます。
以下の内容の企画・提案はご応募いただけません。
・ギャンブル、政治、宗教、反社会的内容、公的にふさわしくない内容の企画
・法律に違反する企画

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