株式会社岐阜新聞社

エントリー〆切

12/16(金) 23:00

株式会社岐阜新聞社

十六銀行アクセラレーター2022 岐阜新聞社

ローカル・ソーシャルメディア 新聞をつくる会社から新聞もつくる会社へ

プログラムの概要

岐阜新聞社は、創刊140年の2021年7月に「岐阜新聞SDGs宣言」をいたしました。SDGs宣言では、①「学んでつなぐ岐阜の未来」、②「笑顔がつなぐ岐阜の活力」、③「次代につなぐ岐阜の自然」、④「伝えてつなぐ平和な世界」の目標を揚げ報道や企業活動を行っていく決意です。 昨今、情報を発信するメディアは、多様化して進化しています。当社は、「ウイ・ラブ・ぎふ」を合言葉に地域密着の報道、企業活動を展開、地域と共に未来を紡いできました。地域の課題やニーズも刻々と変化する中、県民と共に考え、課題を解決しながら新たな価値を模索する必要があると考えております。スタートアップの技術やノウハウと、当社のリソースを掛け合わせ、共に夢を追っていけるパートナーを募集します。

このプログラムで実現したいこと

01

地域密着だからこその高付加価値メディアの実現

岐阜県内の地元ニュースを中心にまとめた岐阜新聞をはじめ、それ以外にも幅広い購読者に対する6種類のメディアを発行しています。インターネットにより無料でかつ多様な情報を誰もが手に入れられるようになった昨今、地域に根ざした当社だからこそできる取材力を活かし、購読者の生活や仕事に役立つ深くリアルな情報発信、高付加価値の情報サービスを提供していきたいと考えています。デジタル・テクノロジーの力で当社の各メディアをさらに進化させていくアイデア・ご提案をお待ちしています。 ■取り組み例 ・岐阜新聞社のリソースを活用したデジタルサービス事業(アプリ開発など) ・個人の趣味・嗜好に合わせたキュレーション情報、位置情報を活用した生活情報の提供 ・部活動における大会参加校の全校の成績・写真・映像等のデジタルマガジンの販売 ・外国人在住者に向けの多言語(英語、中国語、ポルトガル語、韓国語等)記事の提供 ・動画・ソーシャルメディアを活用した情報発信 ・新しいターゲット(例:Z世代)に向けた新メディアの企画など ・各メディア(ターゲットをセグメントしたフリーペーパー)のデジタルサービス ・各メディア読者に向けた最適な広告ビジネスの仕組みくり ・県内企業を中心とする営業活動の支援 等 ※当社が発行しているメディアの詳細についてはリソースをご参照ください。

02

岐阜県内の生活者の日常を豊かにするサービスの提供

当社は明治14年(1881年)より新聞・メディアの発行を通じて岐阜県内の生活者に情報を届け、郷土の発展に貢献してきました。今後は、これまでの事業基盤をベースに、新聞・メディア以外の新サービスの提供にも積極的にチャレンジしていきたいと考えています。当社のリソースを活用して、地域の生活者の日常を豊かにするサービス、豊かな生活を支える地域の仕組みづくりにつながるアイデアを募集いたします。 ■取り組み例 ・当社新聞の愛読者に向けた特別感のあるサービスの提供・イベント実施 ・当社新聞のシニア購読者層向けのヘルスケア・軽スポーツサービスの開発 ・購読者データを活用した新ビジネスの検討 等

03

岐阜県民に向けた教育・学習サービスの充実およびノウハウ提供

当社の事業の一つとして、岐阜県民への教養獲得の機会提供があります。カルチャーセンターと情報センターを運営しており、カルチャーセンターでは幅広い年代に向けて県内3会場で年間300~400ほどの講座を開催し、情報センターでは高校進学を志望する中学校3年生に向けた学力テストを年4回実施しています。岐阜県に暮らす人々により豊かな教養獲得の機会を提供するためのサービス・アイデアをはじめ、カルチャーセンター・情報センターの運営ノウハウを活用したいスタートアップ企業様の応募も大歓迎です。 ■カルチャーセンターでの取り組み例 ・新しい利用者を取り込むための新講座・新コンテンツの企画・提供 ・カルチャーセンターの会場・空間の新たな利用方法の提案 ・カルチャーセンターを別地域で展開する際のノウハウ提供 等 ■情報センターでの取り組み例 ・中学3年学力テストの運営で蓄積したデータの活用 ・高校入試用教材の共同開発・デジタル化 ・多様化した進路選択に対応するための新たな進路選択支援サービスの模索・検討 ・県内統一模擬試験の実施・運営ノウハウを活用した別サービスの模索・検討、ノウハウ提供 等

04

岐阜県の観光産業への貢献

当社は数年前から岐阜県からの委託事業によりインバウンド向け外国語(英語)観光ガイドの育成に取り組んできました。岐阜県は世界遺産の白川郷や飛騨高山といった観光地、美濃焼や美濃和紙などの伝統工芸があり、外国人観光客にも人気があります。コロナ禍で一回沈んでしまったインバウンドのニーズを改めて掘り起こし、岐阜県により多くの外国人観光客に来ていただくため、外国語(英語)観光ガイドのリソースを活かし、インバウンド観光の領域でのサービス開発を通じて、県内観光地・物産品の魅力発信、観光産業の活性化に貢献していきたいと考えています。 ■取り組み例 ・岐阜県観光ガイド英語版のWEB化・英語圏への発信 ・中国・韓国・ヨーロッパからのインバウンドに対応できる観光ガイドの育成 ・外国人向けの旅行ガイドの発行 ・岐阜県内レジャーマップ・グルメマップの運営 ・外国人観光客の旅行・購買体験の向上 ・観光地域づくり法人DMOとの協業 等

活用できるリソース

01

岐阜新聞(過去アーカイブ記事・画像含め)

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明治14年(1881年)より岐阜県民のための新聞を刊行してきました。岐阜に特化したメディアです。高い信頼性と詳細性を兼ね備えた新聞広告は、企業イメージや商品情報を伝えるだけでなく、社会的なメッセージの発信や読者とのコミュニケーションを図る手段として多様なチカラを発揮しています。創刊141年で現存する紙面のデジタルアーカイブ化を行い、2000年以降は記事検索用のアーカイブ(社内限定)も行っています。またここ数年はこの過去記事、写真のリソースを活用したお問い合わせも多く、補助金を活用した県内大学のレポート制作、行政のパネル制作などにも活用され、事業化が進み始めています。ただし、日々の取材記事に関してはジャーナリズムの観点から、新聞報道記事としての取り扱い(紙面の形)以外の利用は社の規定により利活用が出来る体制にはなっていないのが現状です。 ・朝刊部数 146,242部(ABCレポート 2020年下半期平均) ・岐阜新聞WEB 月間PV426万(2021年度下半期※Google Analytics計測値) ・岐阜新聞公式ツイッターフォロワー数 約14,000人 ・岐阜新聞LINE公式アカウント友だち数 261,948人 ※岐阜県1位(自社調べ) ・岐阜新聞WEBドメインレーティング72
02

ターゲティングメディア(フリーペーパー&デジタルオウンドメディア)

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年代、エリアなどターゲットをセグメントしたフリーペーパーを定期発行しています。幼稚園・保育園や、県内364の小学校に通う全児童10万人対象のもの、県内89の全高校生及び182校の中学3年生8万8750名を対象にしたものまで、学校長会とタイアップして事業化しています。また配達網を活用したエリア限定の全世帯ポスティング事業を展開。女性特化型の情報紙を発行し、フリーペーパーにチラシを折り込む事業も行っています。このサブメディアは計6種類、年42号の発行でターゲット層に向けてダイレクトに訴求可能な人気の高い媒体となっています。現在、タブロイド判の体裁で各号12Pから24Pのプリントメディアとして発行中ですが、この編集制作機能や過去記事などのリソース、各メディアのコンセプトをテーマに、デジタルメディアへの対応を含め検討している状況です。その第1弾として高校ダイアリーはYouTubeチャンネルで動画も公開しています。 また2022年11月にZ世代を対象にしたオウンドメディア「ZYAO22」のサイトオープンを予定しています。SEO対策を中心に施した5つのカテゴリーによる記事コンテンツを有する新サイトで県内はもちろん、全国でも新しい取り組みによるZ世代メディアを展開していきます。                                                                          ・Join(ジョイン):岐阜県内のママ&プレママへ“子育てライフ”を応援する情報紙 ・マナビのトビラ:親子で学べるチャレンジ新聞 ・高校ダイアリー:輝く高校生たちの「今」を紹介するフリーマガジン ・ぎふのはね。:羽ばたく女性を支える地域密着情報紙 ・クラシド:総合住宅情報紙  ・ZYAO22 明日、会社で何話すをテーマに就活生&ヤングワーカー向けWEBメディア
03

社会課題解決型のコンテンツを所有

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営業局では社会課題解決型の年間を通じたキャンペーン、プロジェクト企画を多数展開しています。子育て応援キャンペーン「はぐくみのわ」、女性の健康を考える「わたしのキャンパスプロジェクト」、災害から命を守る「備えて命を守るプロジェクト」、食と農を考える「アグリアクション」、「ロハスライフプロジェクト」、「笑顔つなぐ福祉のわ」など、各種メディアを通じた情報発信に加えイベント等を実施。そのコンテンツを紹介するWEB情報としてメディアばこのタイトルで発信も行っています。
04

県内を網羅する取材拠点、新聞販売店とのネットワーク

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東阪名3支社のほか、岐阜県内16か所の取材拠点を所有しています。取材活動を通して岐阜県内の地方自治体、企業とのつながりがあり、朝刊も大きく5圏域に別れた情報を取り扱い地域密着メディアとして活動を行っています。ただ、この県内ある取材拠点に広告等の営業部門が内製化出来ておらず、地域企業のきめ細やかな支援・セールスについては、本社所在地から対応しているのが現状です。県内企業のニーズを捉える体制づくりが課題になっています。その他、岐阜県内に約180店舗の新聞販売店との提携を行い、新聞販売体制を築いています。販売、配達網を活用した物販事業やポスティング事業なども行っておりますが、現場では労務難に直面しており体制づくりが課題になっているのが現状です。
05

岐阜新聞・岐阜放送カルチャーアカデミー

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カルチャーアカデミーは、幅広い年代の皆様に「学びや趣味の場を広げ、新しい仲間と出会い、豊かな毎日を過ごしていただく」ために、季節ごとに新しい講座を加え、魅力ある多彩な講座を開講しています。 教室は、岐阜県内3箇所にあり、JR岐阜駅すぐの駅前プラザ教室、マーサ教室、イオンモール各務原教室があります。長年に渡り、親しまれていた同事業ですが、講座及び参加者の高齢化が進み、事業継続が頭打ちの状況になっているものもあり、新たな手法による講座の開発や、受講者向けサービスを思案しているところです。
06

岐阜新聞情報センター

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岐阜新聞中学3年学力テスト、高校入試受験対策問題集発行、漢字能力検定試験岐阜県代理店の事業を行っています。その他、出版事業も展開し企業の周年誌や自分史の制作、監修、発行なども手掛けています。現状、メイン事業として機能していた中学3年学力テストは、数年前まで県内のほとんどの中学3年生や高校進学希望者が受けるテストとして活用されていましたが、進学塾や他教育事業者による同種サービスの台頭により、伸び悩みが見えはじめ、事業継続及び新展開を模索している状況です。
07

グループ会社

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関連会社に、岐阜放送、岐阜新聞情報センター、岐阜折込センター、岐阜新聞輸送、岐阜新聞高速印刷、岐阜新聞岐阜放送ハウジングギャラリー、岐阜新聞販売があります。特にハウジングギャラリーは、県内でも最大規模の住宅展示場として、県庁前、各務原の2展示場に22メーカー全39棟のモデルハウスが建ち並ぶ展示場として県民の皆さんに親しまれ、長年に渡り県内の住宅購入希望者と住宅メーカーをつなぐ役割を担っています。また県内での認知が高い空間のため、各種団体や行政などとのイベントプロジェクトにも開催場所として選ばれるなど、幅広い事業展開が可能となっています。
08

岐阜新聞SDGs宣言 つたえる、つながるSDGsプロジェクトを展開

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創刊140年の節目となる2021年7月19日に「岐阜新聞SDGs宣言」を行いました。宣言では4つの目標を掲げ、地域と手を携えながら事業活動を行い、SDGsの周知に努め、地域の持続的成長に貢献できるメディアを目指しています。 <4つの目標>①学んでつなぐ岐阜の未来 ②笑顔がつなぐ岐阜の活力 ③次代につなぐ岐阜の自然 ④伝えてつなぐ平和な世界 現在、岐阜新聞SDGs宣言を形あるものとして展開すべく、営業局では「つたえる、つながるSDGsプロジェクト」を展開中。県内観光×SDGs、水の日、住みよいまちづくりなど、様々なテーマを題材にシリーズ企画紙面を掲載。また大型商業施設で紙面を活用したエコバックづくりや、協賛各社とSDGsを学ぶ研修会も実施しています。 その他、東京芸術大学との共同制作で2021年にHIBINO EARTH PAPER つなぐ新聞  SDGs×ARTsを発行するなど、SDGsの裾野を広げる活動を県内で行っています。 また県内最大の大型商業施設モレラ岐阜及び約200店舗のテナント会と協業してSDGs17のゴール目標をテーマにしたジェンダーレスコレクション、キッズサイエンス、子ども記者体験などの事業を通年で展開中。その取り組みは、2021年度繊研新聞社が主催するテナントが選んだディベロッパー大賞の「社会貢献賞」に選ばれました。さらに、2022年から、県内のSDGsな商品をギフトボックスに詰めて、サスティナブルなモノを届ける事業「MINATOBAKO」をスタートしました。
09

岐阜新聞メディアばこ

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大型商業施設モレラ岐阜に「メディアばこと」いうテナントを出店。イベント活用や動画配信を行う岐阜新聞スタジオ機能を持たせ、多角的なスペースとして展開しています。イベントでは、県内の「いいもの」を発信する地場産品の物販イベント「LOCAL GOOD MARKET(ローカルグッドマーケット)」を開催。美濃焼タイル女子会、活版印刷で美濃和紙ブックマークづくりなど、人とモノの出会いを通して地元の良さを伝える事業を展開しています。その他、SDGsをテーマにしたパネル展示、県との協業で観光関連事業、住宅メーカーやJAグループとのセミナー(オンライン含む)など幅広い事業空間として活用しています。
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県内最多数のイベント事業

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県内各地で行う花火シリーズや美術展、舞台公演、ゴルフ、マラソンなど年間を通じて様々な文化・スポーツ事業を展開しています。また大学・短大進学ガイダンスや就・転職ガイダンスをはじめ、岐阜新聞映画部、キッズタウンぎふ、ドライブインシアターなどのエンタメ事業も展開し、岐阜新聞購読者のみならず県民とつながる事業を各種展開しています。

運営チームの紹介

今、新聞社は大きな変革期を迎えています。ニュースや情報は携帯やパソコンで見る人が多くなり、新聞を読まない、要らないという人もいます。果たして本当にそれでいいんでしょうか。 岐阜新聞は、創刊以来、地域に生きる人々と共に語らい、考え、活力ある報道や企業活動を続けてきました。これからもこの姿勢は変わりません。地域の中で何ができるのか、今後も様々な取り組みを続けています。共に挑戦していきましょう。

谷重耕平、桑原健治、原博行、田中健太郎

開催会社概要

株式会社岐阜新聞社

創刊141年の岐阜県唯一の地方新聞社です。政治、経済、スポーツ、地域の話題などきめ細かな国内外の情報を提供しています。新聞発行の他に、地域貢献を目的とした野球、サッカーなどのスポーツ事業や美術展や講演会などの多くの文化事業も主催しています。近年は、岐阜新聞WEB、電子版やLINEを利用した「あなた発!トクダネ取材班」などのデジタル分野にも注力しています。

スケジュール

エントリー受付

11/28(月) 11:00 - 12/16(金) 23:00

応募者からエントリーが提出される期間です。提案資料と質問への回答を持ってエントリーされます。

1次選考

12/28(水) 20:00

提出したエントリーの1次選考です。方向性が異なるものや、提案情報が不足/希薄なエントリーの精査を行います。

ブラッシュアップ

01/04(水) 00:00 - 02/19(日) 24:00

1次選考を通過した提案に対し、ブラッシュアップ機能を使いながら両社で提案内容の精度を上げていく期間です。

2次選考

02/24(金) 20:00

評価軸に基づいて、ブラッシュアップした提案内容を選考し、プレゼンに進む提案を絞ります。

プレゼン・ディスカッション

02/27(月) 00:00 - 04/07(金) 20:00

2次選考に残った応募者と本新規事業の責任者達の日程調整をし、直接プレゼンテーションを行ってもらいます。

最終選考

04/14(金) 20:00

プレゼン内容を受け、最終的に共創による事業開発を行っていく提案を決定します。

NG企画とエントリー条件

NG企画

・ギャンブル、政治、宗教、反社会的内容、公的にふさわしくない内容の企画 ・法律に違反する企画 ・サービスの売り込み

エントリー条件

分野、業種を問わず、すべてのスタートアップ法人がエントリーできます。

備考

本プログラムは、開催企業がエントリー企業と直接やりとりを行うプログラムとなります。
エントリー後のやり取りは直接開催企業とご実施ください。

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