日本化薬株式会社 アグロ事業部

日本化薬株式会社 アグロ事業部

日本化薬のアクセラレータープログラム 2022

新しい時代の 新しい事業を 共に創りましょう!

プログラムの概要

私たち日本化薬はオリジナリティを追求し、価値を育む企業をめざしています。また、オンリーワンな技術を集積し、たとえニッチであっても、突出した技術で世界になくてはならない企業を目標としています。この想いを私たちは「世界的すきま発想。」というコーポレートスローガンに込めています。 アグロ事業部では、これまで殺虫剤、殺菌剤、除草剤等の農薬にスコープを当てて事業を展開してきましたが、既存の領域にとらわれず、次の柱となる新規事業の創出に向けての活動をスタートしました。 本プログラムでは、スタートアップ企業様とのシナジーにより、新たな「世界的すきま発想。」を創り出し、拡げていきたいと考えています。

このプログラムで実現したいこと

01

昆虫を利用した昆虫食、機能性食品、機能化学品、新素材等の開発

当社では、これまで殺虫剤の開発を目的として、昆虫類を飼育し、化合物の性能評価を実施してきました。その知見や経験を活かし、昆虫類の有効利用を軸とした新事業の創出を検討しています。昆虫やその機能を利用した昆虫食、機能性食品、ペプチドやタンパク質の利用、機能化学品、新素材等の開発に強みを持つスタートアップ様との連携を希望しています。 キーワード:ゲノム編集/組換え/バイオリアクター/昆虫/昆虫食/機能性食品/ペプチド/タンパク質/機能化学品/新素材

02

農業のカーボンオフセットや、気候変動に対応した農業の確立

SDGsの潮流に即して、農業でのカーボンオフセットや、気候変動に対応した農業の必要性が提唱されています。その変化の中に、新たなビジネスチャンスを見つけて、新事業や新製品の創出に繋げたいと考えています。本課題の解決に繋がるソリューションをお持ちのスタートアップ様と共に、 サステナブルな農業の実現に貢献したいと考えています。 キーワード:カーボンオフセット/持続的農業/微生物/菌叢/気候変動/SDGs/みどりの食糧システム戦略/環境改善/温暖化効果ガス(N2O)低減

03

新技術を活用した次世代の農業の開発

農林水産省の「みどりの食糧システム戦略」には、「2050年までに化学農薬の使用量(リスク換算)50%低減」等の目標も掲げられており、既存の枠にとらわれず、新たな発想に基づく次世代農業が必要とされています。その実現のためには、新技術の実装が必要になりますが、本格的な社会実装には、新技術を持つスタートアップ様と、既存の市場を持つ事業会社のコラボレーションが有効と考えられ、様々な新技術を活用した次世代農業の開発に取り組んでいるスタートアップ様との協業を求めています。 キーワード:AI/ IoT/ メタバース空間/ ドローン/ ロボット/ 土着天敵・光を活用した害虫防除/ RNAi農薬/ 微生物等による土壌改良/ 植物工場/ 省エネ型施設園芸設備等

04

食品、農作物等の物流に関する課題解決

食品ロスの低減や、有機作物への関心の高まりから、よりスマートでロスの少ない食品や農作物の物流が求められています。特に、人体への悪影響が少なく、作物の劣化を防ぐ保管技術や貯蔵技術に注目しています。本分野に精通されているスタートアップ様との接点を求めています。 キーワード:食品ロス/ ポストハーベスト農薬/ 食用コーティング/ 食品保管/ 作物保護/ 長期貯蔵

活用できるリソース

01

精密有機合成技術、スケールアップ技術、製造技術

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新たな農薬活性を有する化合物を創出するための、新規化合物の合理的なデザイン・精密合成技術を有しております。基礎研究で見出された有望な農薬活性化合物を安全に効率よく大量に製造するためのスケールアップ技術を有しております。弊社の工場では化学農薬(殺虫剤、除草剤、殺菌剤等)をはじめ、動物薬や医薬品の製造実績があります。 基礎研究から製造までの技術・設備を保有しております。
02

農薬の活性評価(昆虫採取・飼育、ラボ評価、圃場評価)

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殺虫剤を開発するために、節足動物(害虫類)を飼育し、生物活性を評価する技術や、実際の圃場での試験技術を有しています。 ・累代実績のある害虫類 農業害虫のチョウ目、コウチュウ目、カメムシ目、アザミウマ目、ダニ目、ハエ目、ゴキブリ目、ナメクジなど。 ・生物評価方法 一般的な農薬評価手法を取り揃えております。 例:葉片浸漬法、虫体浸漬法、ドライフィルム法、ポット試験、圃場での効力試験など。 ※適宜害虫の生態に合わせて実験条件を組み替えて試験を実施しています。
03

バイオスティミュラント資材評価

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植物の内なる力を高め、収穫量アップや耐ストレス性の向上に繋がるとされるバイオスティミュラント資材の評価に力を入れています。圃場試験、ポット試験をベースに、生育促進効果、高温・乾燥耐性向上効果などを検討しています。 ・評価対象作目 イネ/各種野菜・作物
04

農薬製剤技術、スケールアップ技術、製造技術

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農薬有効成分の物性に合わせた処方設計技術を保有しております。農薬有効成分の性能を最大限に発揮できるユニークな製剤の製造技術を保有しております。具体的には、工場スケールでのマイクロカプセル化製造技術、分散・乳化製造技術を保有しております。
05

農薬関連の販売網、マーケティング(国内、海外)

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国内外における農薬の販売網や、マーケティング体制が整っています。
06

化学物質の安全性評価、毒性試験等のノウハウ

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農薬を製造販売するために必要な、化学物質の安全性評価、毒性試験等のノウハウや、農薬登録を取得するための体制を有しています。
07

化合物ライブラリー

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これまでの研究開発の中で培った、独自性の高い有機化合物ライブラリーを有しています。
08

他事業部の有するリソース、アセット

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日本化薬には、アグロ事業部以外に、機能化学品事業本部、医薬事業本部、セイフティシステムズ事業本部がございます。 機能化学品事業本部では、エポキシ、アクリレートなどの機能性樹脂、機能性接着剤、染料、機能性色素、フィルム、偏光板、気相酸化触媒の研究開発、製造販売等に取り組んでいます。 医薬事業本部では、抗がん剤を中心とした医薬品を製造販売しており、研究開発、臨床開発、分析評価、品質保証、GMP対応の製造管理、営業販売等を手掛けています。 セイフティシステムズ事業本部では、火薬類の研究開発や製造に関する技術を応用し、エアバッグを膨らませるガス発生装置「インフレータ」などの自動車安全部品の事業を展開しています。 国内拠点として、茨城・群馬・東京・新潟・兵庫・広島・山口に工場や研究所を保有し、全国各地に医薬品の営業所を持っています。また、海外の拠点は、中国、韓国、台湾、アメリカ、イギリス、オランダ、ドイツ、チェコ、メキシコ、マレーシア、タイに工場や事務所があります。
09

資金

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事業リターンを目的としたスタートアップ様への出資等も視野に、活動を進めています。

プログラムへの意気込み

「これまでのアグロ事業で培ったアセットを活かし、新事業を創出したい!!」と言う強い想いを持って、活動に取り組んでいます。新事業のカギは、スタートアップ様とのオープンイノベーションだと信じています。多くの皆様とお話できる機会を、心より楽しみにしています!!!

アグロ事業部+研究企画部

開催会社概要

日本化薬株式会社 アグロ事業部

私たち日本化薬は、企業ビジョンであるKAYAKU spirit 「最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続ける」の実現に向けて、サステナブル経営を推進することで、全てのステークホルダーの信頼に応えるとともに、機能化学品事業、医薬事業、セイフティシステムズ事業、アグロ事業の4事業を通じて、持続可能な環境・社会の実現に貢献してまいります。 その中で、アグロ事業は「環境にやさしい優れたアグロケミカルを、技術・サービスと共に提供し、食糧供給を支え、 持続可能な農業の発展に貢献する。」を事業ビジョンとし、独自の目線から保有技術を工夫・活用しながら、さまざまな農薬や農業資材を製品として提供しています。 加えて、これまでは、殺虫剤、殺菌剤、除草剤等を中心とした農薬にスコープを当てて事業を展開してきましたが、これまで培ったアセットを活かし、既存の領域にとらわれず、次の柱となる新規事業の創出に向けての活動に取り組んでいます。

エントリー条件と補足情報

NG企画

・ギャンブル、政治、宗教、反社会的内容、公的にふさわしくない内容の企画 ・法律に違反する企画 ・サービスの売り込み

エントリー条件

分野、業種を問わず、すべてのスタートアップ法人がエントリーできます。

備考

本プログラムは、開催企業がエントリー企業と直接やりとりを行うプログラムとなります。
エントリー後のやり取りは直接開催企業とご実施ください。

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