島田市

島田市

静岡インバウンドツーリズムイノベーション_島田市

インバウンド観光における課題をスタートアップと一緒に解決する

プログラムの概要

「世界一長い木造歩道橋」としてギネス認定されている蓬莱橋、国内で唯一川越の史跡を残し、国指定史跡に認定される「大井川川越遺跡」、日本一の広さを誇る「牧之原大茶園」など、訪日旅行者に訴求できる可能性の高い観光コンテンツを筆頭に、訪日旅行者に旅行の目的地あるいは、訪日時の立ち寄り先として認知を獲得するとともに、近い将来の当エリアにおける観光消費につなげられるよう、本プロジェクトに取り組む所存です。また、インバウンド誘客に取り組むにあたっては、富士山静岡空港の利活用も視野に入れ、富士山静岡空港が訪日旅行におけるゲートウェイと認知され、観光消費と賑わい創出につながっていくことも期待します。

このプログラムで実現したいこと

01

当エリアを訪れる訪日外国人旅行者の解像度を高めたい!

訪日インバンド市場が活況を呈する中、効果的に当地域への誘客につなげる施策の展開を見据え、現状当エリアを訪れている訪日外国人の属性情報や動態を詳しく把握し、誘客ターゲット像の解像度を高めたいです。 現状、訪日外国人の旅行動態を把握するには、四半期に一度、観光交流客数調査にあわせて市内宿泊施設から報告(任意協力)いただく、外国人宿泊者数(国籍・人数)しか方法がなく、宿泊を伴わない外国人旅行者の実態が分からない状況です。主要な観光スポットである蓬莱橋、大井川川越遺跡KADODEOOIGAWAへは、立寄っている様子は見聞きするものの、実数として把握できていないことが課題と捉えています。さらに、調査タイミングの都合、把握できるものが1月以上前の宿泊情報となるため、情報の鮮度が高くないことも課題です。 また、富士山静岡空港を利用する訪日外国人旅行者が国内滞在中どのような動きをしているのか、当エリアに滞在し、消費活動を行なっているのかを把握したい考えです。さらに、羽田・成田、関西、中部国際空港を利用し、ゴールデンルートを移動する訪日外国人旅行者についても同様に、当エリアに誘客し、観光消費に繋げられる可能性があるのかも検証も期待します。 <把握したいこと> ・外国人宿泊者(出身国別、年代別)の人流データ(立寄り先)、消費データ ・富士山静岡空港IN/OUTの外国人旅行者の人流データ ・当エリアへの来訪のきっかけとなった情報メディア ※上記以外にも、課題解決に繋がるアイデアを募集します!

02

魅力ある観光資源を周遊してもらえる手段を構築したい!

現状、市内の主要観光地を周遊する手段としては、自家用車(タクシー含む)による移動が大半を占め、 それ以外ではバスよる移動手段がありますが、系統・便数とも限定的であり、市内の観光資源を周遊させる機能は高くありません。 一般的に、公共交通機関を利用する観光者は、自家用車による観光に比べ、待ち時間や徒歩移動が生じることで地域との消費のタッチポイントが増えることにより、消費単価の向上に繋がります。 観光拠点間を結ぶ観光に資する2次交通が弱い一方、市内にはJR東海道本線の駅が3駅(六合、島田、金谷)ある強みを生かし、インバウンド誘客はもとより、自家用車移動に頼らない観光客のエリア内周遊に役立つ快適な移動手段の構築につなげたい考えです。また、高速道路との結節点に立地するKADODEOOIGAWAをパーク&ライドのハブとして活用することも視野に入れることを希望します。 さらに、縦軸には大井川鐵道があるため、沿線の周遊を通じて、観光消費機会の増加につなげられるよう、鐵道移動を補完・高付加価値化する移動手段の検討につなげていきたいです。 <提案例> ・JR東海道本線の駅周辺から観光地(蓬莱橋、大井川川越遺跡、KADODE OOIGAWA、川根温泉)までのモビリティサービス ・KADODE OOIGAWA周辺での近距離移動手段、消費活動を伴うエリア内周遊施策 ※上記以外にも、課題解決に繋がるアイデアを募集します!

03

ここでしか食べられないローカルグルメを磨き上げたい!ガストロノミーツーリズムへの期待。

じゃらんリサーチセンターが実施する「国内宿泊旅行ニーズ調査」をはじめ各種調査において、「地元のおいしいものを食べる」ことが旅行の主要目的の一つになっており、旅行満足度への寄与も期待できるところです。当地域の食コンテンツに関しては、お茶(島田茶、金谷茶、川根茶)の認知は高いものの、主菜ではないこと、また、地域素材として「さくらめし」はあるものの、看板メニュー化して恒常的に提供できていない状況です。 各種調査結果からも明らかであるように、地元の食・グルメの魅力を高めることは、当エリアへの誘客のフックとなる可能性が高いため、食の磨き上げの取組に期待します。インバウンド誘客の施策として、地域ではぐくまれた食と、その食の背景にある地域の自然や歴史、文化等の魅力をあわせて観光につなげるガストロノミーツーリズムの振興にも期待するところです。 <提案例> ・さくらめし×体験型コンテンツを組み合わせた新たな食体験 ・さくらめしや地の食材を活用した主菜となり得る新メニューの開発 ※上記以外にも、課題解決に繋がるアイデアを募集します!

04

島田駅前観光案内所、金谷駅前観光案内所を有効活用したい!

当エリアへの観光誘客の玄関口のひとつである駅前に立地しているにも関わらず、島田駅前観光案内所、金谷駅前観光案内所の施設や空間を有効活用ができておらず、旅行者向けの観光案内に関しては、施設内に観光パンフレット等を配架するとともに、モニターを通じリモート観光案内できるサービスを導入し、TOURIST INFORMATIONおおいなびに常駐するスタッフが遠隔でのご案内を実施している状況です。観光案内所に訪れる旅行者への案内が受動的であるため、特にインバウンド観光客等へ能動的な情報発信ができるようなソリューションを提案いただきたいです。 <提案例> ・来訪者の嗜好データを活用したパーソナライズド観光案内システム ※上記以外にも、課題解決に繋がるアイデアを募集します!

活用できるリソース

01

観光専門人材(一社)島田市観光協会との連携、地域おこし協力隊

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(一社)島田市観光協会スタッフとの連携や、観光振興に取り組む地域おこし協力隊員との連携が可能です。提案内容にもよりますが、市観光課職員と一緒に活動いただくことを予定しています。
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島田駅前観光案内所、金谷駅前観光案内所の活用

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それぞれ、島田駅前、金谷駅前に立地する施設で、現状、施設内に観光パンフレット等を配架するとともに、リモートで観光案内に応対できるシステムを導入し、TOURIST INFORMATIONおおいなびに常駐するスタッフが遠隔でのご案内を実施しています。 施設の開閉は、観光協会スタッフ等(一部、外注)が対応しています。
03

立地アクセス

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本市は、東名高速道路(吉田IC、牧之原IC)、新東名高速道路(島田金谷IC)、国道1号線、金谷御前崎連絡道路、JR東海道本線(六合駅、島田駅、金谷駅)、そして富士山静岡空港など、外部からアクセスする交通網が充実しています。
04

大井川でやるべき100のこと

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大井川流域の情報を発信する観光案内所「TOURIST INFORMATION おおいなび」のスタッフが制作したカード型のパンフレットで、「体験する」「食べる」「買う」「泊まる」「観る」の5つのカテゴリから、大井川流域に精通したスタッフが自信を持ってすすめる100のスポットを一つずつカードで紹介するものです。100枚のカードのなかから、観光客が気になるスポットを組み合わせて、オリジナルの観光ガイドブックをつくれるよう運用しています。

運営チームの紹介

インバウンド誘客の取組を着実に進められるよう、観光課観光政策係のメンバーと(一社)島田市観光協会のスタッフが連携して取り組みますので、本プログラムへのご応募お待ちしております。

運営チーム一同

自治体概要

島田市

島田市は、静岡県のほぼ中央に位置しており、北には南アルプスへ続く山々が連なり、南西には緑豊かな牧之原台地が広がります。また、南アルプスに源を発し、駿河湾にそそぐ大井川が市内を流れています。 こうした豊かな資源の下で、日本茶の一大産地である牧之原大茶園や大井川沿いを走るSL、元禄時代から続く日本三奇祭の島田大祭、木造歩道橋として世界一長い蓬萊橋など、地元の産業や文化、観光なども発展してきました。また、富士山静岡空港や東名・新東名高速道路、国道1号・473号バイパスなどが整備され、国内有数の高速交通の結節点となり、都市の未来にも多様な可能性や魅力が増しています。 令和2年には、緑茶・農業・観光の体験型フードパークをテーマにした「KADODE OOIGAWA」が開業し、大井川流域の賑わい交流拠点となっています。

NG企画とエントリー条件

NG企画

・ギャンブル、政治、宗教、反社会的内容、公的にふさわしくない内容の企画 ・法律に違反する企画 ・サービスの売り込み

エントリー条件

分野、業種を問わず、すべてのスタートアップ法人がエントリーできます。

備考

本プログラムは、自治体がエントリー企業と直接やりとりを行うプログラムとなります。
エントリー後のやり取りは直接自治体とご実施ください。

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