白鶴酒造株式会社
白鶴酒造株式会社
創業280周年の老舗酒蔵が、酒造りのアップデートとさらなる飛躍を目指します。
「まる」や「上撰 白鶴」などのブランドを展開している、神戸市の日本酒メーカーです。 1743年の創業から酒づくり一筋に邁進し、おかげさまで創業280周年を迎えることができました。 昨今の人口減少やアルコール離れの潮流の中でも持続的に成長していくため、これからも「おいしさの追求」と「安全・安心なものづくり」を基本に日本酒をつくり続けるとともに、酒造りを通して培ってきた様々な経営資源を活かして新規事業創出にも取り組んでいきたいと考えています。
嗜好品である日本酒にとって美味しさは非常に重要な価値となります。香りや味の成分分析や味覚センサーによる分析などにより、美味しさにつながる要素を見出す研究を進めていますが、人によるテイスティングに頼る部分が多いのが現状です。 美味しさの客観的指標となるような新たな測定方法や評価方法など、商品開発における新たな視点や価値創造につながる提案をお待ちしています。 求める提案の一例 ・飲酒した方の表情等を解析し、満足度を測るシステム ・センサーを活用した日本酒の味覚の分析システム、手法
日本酒の製造過程では多くの水やエネルギーを使用します。例えば、原料となるお米を洗う洗米工程では大量の水を使用します。また、原料処理や殺菌工程などではボイラーによる熱を多く利用します。そして、発酵や貯蔵の過程では冷却による品温制御のために多くのエネルギーが必要となります。 清酒製造における環境負荷低減に向けて、節水や省エネルギーなどの製造プロセスの改善につながる新たな技術や提案をお待ちしています。 求める提案の一例 ・省エネルギーで実現できる新しい製造手法 ・排出されるエネルギーの再利用のご提案
日本酒の製造過程では米糠や酒粕などの副産物が発生します。米糠や酒粕は従来でも食品として流通していますが、より付加価値を高めるような活用方法を模索しています。 また、原料米を洗う際に発生する糠分を含んだ洗米排水、酵母による発酵の過程で発生する熱やCO2なども資源化できないかと考えています。 その他にも、梅酒であれば浸漬後の梅、ワインであればブドウの搾り粕、蒸留酒であれば蒸留残渣などが生じます。 アップサイクルの領域は食品分野に限りません。幅広い分野で新たな価値の創出につながる提案をお待ちしております。 求める提案の一例 ・化粧品や農業肥料など米糠や酒粕、蒸留残渣の利活用のご提案
日本酒造りに欠かせない微生物である麹菌や酵母に関する研究開発を日々おこなっています。これまで培ってきた知見や技術を活かして、発酵微生物を用いて新たな価値を生み出せないかと考えています。 例えば、現状では廃棄されている未利用資源に微生物を作用させることで物性や成分に変化をもたらし、新たな価値を持つ新規素材となる可能性などが考えられます。微生物を用いた課題解決を通して、新たな発酵素材の開発につながる協業先を探しています。 求める提案の一例 ・発酵微生物に関する共同研究のご提案
伝統的な日本酒業界に、あたらしい風を吹き込み、共に成長することを目指しています。従来の考え方にとらわれず、スピード感を持って取り組みを進めていきたいと思っています。
革新的なアイデアと情熱を持つスタートアップ様との協業を通じて、新しい価値を創造することを楽しみにしています。
弊社は「白鶴」というブランド名で展開している、神戸市の日本酒メーカーです。1743年の創業から酒づくり一筋に邁進し、おかげさまで2023年に創業280周年を迎えることができました。 特に代表ブランドである「白鶴 まる」は、発売から約40年間、全国各地の多くのファンからご愛顧いただいているロングセラー商品で、数十万商品ともいわれる日本酒ブランドの中で売上No.1です。また日本酒のほか、リキュール・焼酎・ビール・RTD・ワインなどの酒類や、発酵調味料・食品・化粧品なども取り扱っております。 弊社の酒造りの最大の特徴は、データを駆使した再現性の高い「機械造り」と、機械を凌ぐ繊細な“人の五感”による「手造り」をハイレベルで融合させて日本酒を醸している点です。これにより、独自性の高い、多種多様なタイプの商品を製造しています。 弊社はこれからも、「おいしさの追求」と「安全・安心のものづくり」を基本に、酒造文化の継承者としての心を持ち、食文化の将来を絶えず見据え、研鑚・努力してまいります。
・ギャンブル、政治、宗教、反社会的内容、公的にふさわしくない内容の企画 ・法律に違反する企画 ・サービスの売り込み
分野、業種を問わず、すべてのスタートアップ法人がエントリーできます。
備考
本プログラムは、開催企業がエントリー企業と直接やりとりを行うプログラムとなります。
エントリー後のやり取りは直接開催企業とご実施ください。