東伊豆町

東伊豆町

静岡インバウンドツーリズムイノベーション_東伊豆町

インバウンド観光における課題をスタートアップと一緒に解決する

プログラムの概要

伊豆半島をめぐる周遊拠点として東伊豆を成長させる。 東伊豆町は1990年頃に約190万人の宿泊者数のピークを迎え、現在は60~70万人を推移します。コロナ禍の影響が落ち着き、徐々に外国人旅行者の比率が増え、宿泊・観光業では国内需要にプラスしインバウンドへの取り組みでベースアップを考えています。 本PJでは外国人旅行者の滞在時間の延伸と消費機会の増大が目的です。旅行者と事業者のコミュニケーションロスによる疲弊を予防し、高品質の宿泊体験を核としたリピーター形成・半島周遊拠点となることが将来ビジョンです。

このプログラムで実現したいこと

01

インバウンド観光客にとって、電車を利用した快適な街歩き観光を促進したい!

▷現状と今後の方針 インバウンド旅行者の増加に期待する点として、鉄道利用の増加を見込んでいます。 当町では鉄道利用によるお客様が全体の30~35%と予想され、自家用車のお客様が大多数を占めています。 自家用車で来訪される場合、町内や店舗の駐車場の数も限られており、車移動は街歩きに誘導しづらく、消費機会や滞在時間を向上しきれません。鉄道利用のお客様を増やすことで相乗的に町内周遊の導線を増やしたいと考えます。 私たちが目指すのは、鉄道利用の観光客を増やし、町内の観光地や温泉街を歩いて楽しめる環境を整え、地域全体に経済効果をもたらす正のスパイラルを生むことです。 ▷課題と提案例 【課題①】 外国人旅行者が電車を降りて駅構内を歩く際に、効率的に観光地や店舗へアクセスできるようにするための効果的な案内・誘導を強化したいと考えています。 ■取り組みたいテーマ例 ・駅構内での空間デザインから考える効果的な視線誘導・看板設置など ・外国人旅行者が駅のパンフレットゾーンに立ち寄り、効率的に観光情報を収集できるような導線づくり ・外国人旅行者の検索キーワードなど国内と比較した特徴の認知(事業者の広告力アップ) 【課題②】 旅行者が大きな荷物を持っているため、送迎バスを使うケースが多く、街歩きの機会が減少しています。この問題を解決し、荷物を気にせず街を楽しめる環境を整えたいです。 【取り組みたいテーマ例】 ・荷物運搬サービスの効率化(ICT技術を活用した配車システムなど) ・荷物運搬サービスの利用率向上に向けたプロモーションや収益化策

02

お客様のレビューで信頼感を高めるアフターフォローがしたい!

▷現状と今後の方針 伊豆半島はゴールデンルートから外れているため、目的を持って訪れる旅行者が多いです。そのため、観光地側が主体となる広報とインバウンド観光客が実際に訪れて得た経験をSNSやレビューサイトで発信することで、次の旅行者の訪問を促進する「口コミ効果」の広報が重要であると考えています。特にアジア圏のお客様をターゲットに、現地体験後のレビューや評価が、他の旅行者への信頼感向上に繋がる広報戦略を目指していきたいです。 ▷課題と提案例 【課題①】 お客様が滞在後にGoogleコメントやOTAサイト、SNSなどにポジティブなレビューや評価を残すためのサポートを求めています。アンケート回答率を高め、アフターフォローを強化することで、レビュー投稿を促進したいです。 ■取り組みたいテーマ例 ・回収率の高いアンケートの設計と、その後の効果的なフォローアップメッセージの提案 ・GoogleMapやOTAサイトへの肯定的なレビューを増加させる施策 【課題②】 伊豆半島、東伊豆町、と相性の良いプロモーションイベントのアイデアを知りたいです。 例えば日本の海鮮料理、カヤック、パラグライダーといった当地の特徴を生かすもの、コスプレやごみ拾いといったコンテンツ力を生かすものなど、来遊したお客様の反応が次のお客様を生むようなイベントを確立したいです。 ■取り組みたいテーマ例 ・海や山を活用した専門性の高いイベント ・キャンプやオートバイ、マラソンイベントなど

03

インバウンド観光客に食と交通の便利さを提供したい!

▷現状と今後の方針 現状の課題として、インバウンドのお客様の過ごし方が、素泊まりや朝食のみで宿泊されることが多いため、夕食を食べる宿泊施設周辺の飲食店を探すにあたって苦労されている傾向があります。 また、タクシーやバスなどの2次交通手段が限られており、観光客が移動で不便を感じるケースが増えています。今後、カーシェアリングなどの無人運用システムの実証実験を含め、これらの課題に取り組みよりインバウンドのお客様が、町内観光をさらに楽しんでもらうことを目指したいと考えています。 ▷課題と提案例 【課題①】 インバウンド客が、夕食を宿泊施設以外で楽しもうとしていますが、効果的に周辺の飲食店への案内ができていないです。この問題を解決するため、夕食時に周辺の飲食店へ効果的に案内できる仕組みやインバウンド観光客の最新トレンドを把握しながら最適なサービス提供をしていきたいと考えています。 ■取り組みたいテーマ ・宿泊施設やアプリ等を通じて、外国人旅行者へ飲食店のPR ・インバウンド客の旅行中の食に関するトレンドの把握 ・Googleマップへの地元事業者登録促進と活用支援 ・町内事業者向けのビジネスプロフィール活用支援 【課題②】 町内のバス本数やタクシー台数が少なく2次交通は脆弱であります。カーシェアリングの運用事業など無人対応の施策が運用されています。同様に無人対応でできる交通施策や案内施策を検討したいです。 ■取り組みたいテーマ例 ・無人運用が可能なモビリティ施策 ・「ノッカル」をベースとした旅客を含んだ地域交通の確立(*提供リソースをご参照ください)

活用できるリソース

01

町職員、観光協会職員等及び東伊豆町観光協会のホームページ

resource_1_img
事業告知や案内として職員に動いていただくことも可能です。ただし現状で人員不足による町政サービスの低下が危惧されており、ご提案の内容として次年度以降の運用や基本的なスキームとして自治体職員が組み込まれることは実現性が低いかと存じます。(実働内容については具体の検討が必要です。) また東伊豆町観光協会にホームページにて情報のリリースが可能です。 また関連事業者への周知も東伊豆町慣行協会にてバックアップいたします。
02

マイカー乗り合いサービス ノッカル

resource_2_img
博報堂の「ノッカル」というサービスを運用しています。現在は一部地域で福祉の観点で実施していますが、将来的には観光利便性を高めてエリアを拡大する展望も検討しています。 https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/107998/ https://www.town.higashiizu.shizuoka.jp/bg/life/ent/3486.html
03

デジタルマップ

resource_3_img
ジオマーク株式会社と連携しており、多言語デジタルマップを展開しています。 現在飲食店などの店舗の掲載を進めている最中となり、公開はすでにしていますが冬以降の本格的なリリースを目指しています。
04

伊豆稲取駅、伊豆熱川駅の周辺事業者

resource_4_img
周辺事業者へは具体的な打診が必要ですが、広報協力やサービスの運営など収益性とともに協力に要請を東伊豆町観光協会にてバックアップいたします。

運営チームの紹介

当地は伊豆半島の中でも地元の事業者が運営する宿泊施設や飲食店が多く、日本らしい港町の景観が残る観光地です。インバウンドのお客様にも伊豆の魅力に気付きご満足いただくことで、この観光地の景観を存続させたい!こんな思いでプロジェクトに参加しています!ご共感いただけるパートナー様、ぜひよろしくお願いします!

運営チーム一同

自治体概要

東伊豆町

望み、自然に恵まれた人口約1万1千人のまちです。 海沿いに6つの温泉郷(大川・北川・熱川・片瀬・白田・稲取)が形成され湯量豊富な日本らしい港町です。 地域ブランドの稲取キンメやイセエビ、サザエ、テングサを特産とした漁業とニューサマーオレンジなどの柑橘類、カーネーションなどの花卉類を中心とした農業をベースに、美しい自然環境と豊富な温泉、海の幸・山の幸に恵まれた観光産業が主幹産業となり、年間70万人の方が宿泊しています。

NG企画とエントリー条件

NG企画

・ギャンブル、政治、宗教、反社会的内容、公的にふさわしくない内容の企画 ・法律に違反する企画 ・サービスの売り込み

エントリー条件

分野、業種を問わず、すべてのスタートアップ法人がエントリーできます。

備考

本プログラムは、自治体がエントリー企業と直接やりとりを行うプログラムとなります。
エントリー後のやり取りは直接自治体とご実施ください。

Powered by
© Creww Inc. - All right reserved