株式会社ヨンキュウ

エントリー〆切

11/05(金) 24:00

株式会社ヨンキュウ

愛媛アクセラレーター2021~ヨンキュウ~

愛媛アクセラレーター2021とは

愛媛アクセラレーター2021は、愛媛銀行とKPMGジャパンの共催で、愛媛県下のイノベーションエコシステムの構築に向けて、愛媛県内に新たな事業の創出を図ることを目的として実施するものです。 本プログラムでは、参加する愛媛県内の中核企業の多様な事業領域、豊富な経営資源(リソース)と全国のスタートアップの特徴ある技術・サービス・ビジネスアイデアを結びつけるオープンイノベーションにより、新規事業を創出し、地域経済の活性化に寄与することを目指します。 上記実現のため、「えひめ地域活性化ファンド」等を活用した新規事業創出に必要な出資等、協業へ向けた資金面のサポートについても前向きに検討いたします。

このプログラムで実現したいこと

01

鯛・ハマチ・カンパチの水産廃棄物削減を目的とした、フードロス削減ソリューションを創出したい!

SDGsの重要な取組みの一つとして注目されている「フードロス」。 国内のフードロスの量は、年間643万トンにもなると推計されております。 弊社では鯛やハマチ、カンパチ等を加工し、身のみを販売しておりますが、骨あるいは骨に付いた身や内臓等の不可食部分を含め、一尾当たり約3割~6割が廃棄されているのが実態です。現場の課題として、廃棄物活用の知見不足や商品開発のノウハウ不足等が挙げられます。これらの課題は、水産業界全体の課題でもあり、大きなビジネスチャンスと判断しております。 そこで、スタートアップの皆様のfood techをはじめとした食に関する先端技術や廃棄物活用の知見等を活用し、加工ラインにおいて発生している廃棄物を活用した商品・サービスについて、是非一緒に新規事業創出を目指したいです。 以下が具体的な事業アイデアのイメージですが、その他フードロス削減に寄与するご提案もお待ちしてます! 例) ・不可食部分の栄養素を抽出した健康サプリ/出汁の共同開発 ・低糖質・高たんぱく商品の共同開発 ・廃棄水産物を出さない粉砕・加工技術を活用した商品開発 ・水産廃棄物を活用したバイオマス発電事業の協業

02

鯛・ハマチ・カンパチ等を活用した消費者向け新商品・サービスを創出したい!

日本では昔から親しまれてきた水産物。 水産物の流通は大きく変化しており、かつては8割以上を占めていた中央卸売市場経由の取引は、平成30年度には5割を下回っています。 弊社の鮮魚販売は、現在中央卸売市場との取引(帳合取引を含む)が大半を占めています。”脱”中央卸売市場の流れの中、市場外取引の増加に対応し販路を拡大するためには、消費者に直接販売する商品・サービスの整備が急務な状況です。一方、BtoBに特化してきたため、商品開発の人材およびノウハウ不足が課題です。 そこで、弊社では量販店や小売店、ECにて消費者向け商品・サービスを新たに創出したいと考え、foodtechなど食に関する技術や、商品開発・ブランディングの観点で、スタートアップの皆様と協業したいです。 以下が具体的な事業アイデアのイメージですが、その他の消費者向けの事業展開に寄与するご提案もお待ちしております! 例) ・関東圏を中心とした一般消費者に対し、水産物を定額で販売/宅配するサービス ・「ファストフィッシュ」製品の商品開発 ・ヘルシー志向の低糖質・高たんぱく商品/完全栄養食の商品開発

03

新たな冷凍・解凍ソリューションを創出するために、高鮮度保持技術等を持つスタートアップと協業したい!

生鮮食品の中でも鮮魚は群を抜いて鮮度維持が難しい商品です。その為の冷凍技術として、①エアーブラスト方式、②リキッド方式、③コンタクト方式、④液化ガス方式と様々な技術が開発されてきました。 弊社では①と②の冷凍機を所持しておりますが、これらの冷凍機の課題は、解凍時のドリップ量、解凍方法の違いによる品質劣化、冷凍量、等が挙げられます。これらは弊社のみならず業界全体の課題であり、この課題に対する”打ち手”により既存の商社取引を活用した海外展開によるビジネス機会が飛躍的に拡大します。 そこで、弊社では上記課題を解決できる冷凍機(冷凍技術)を活用したソリューションを創出したいです。 創出に際しては、冷凍技術に関する知識、経験、開発能力、等が不足しているため、是非スタートアップの皆様と一緒に共同研究も含めて協業したいと考えております。 以下が具体的な事業アイディアのイメージですが、その他の鮮度保持に寄与するご提案もお待ちしてます! 例) ・輸出ビジネスを見据えた鮮度を保持する新たな冷凍技術の開発 ・解凍時に血合い部分の色変化が少ない冷凍技術/冷凍機の開発 ・解凍時に品質変化が少ない解凍技術の開発

活用できるリソース

01

全国有数の出荷量を誇る豊富な水産物

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■特徴 ①鯛、ハマチ、カンパチを中心とした水産物および水産加工品(フィーレ) 弊社は魚類養殖全国一を誇る愛媛県で養殖魚出荷量No1の水産商社です。 ・養殖鯛の全国出荷量62,400トン(内、愛媛県のシェアは約56%) ・養殖ハマチの全国出荷量108,900トン(内、愛媛県のシェアは約16%) ・養殖カンパチの全国出荷量24,800トン(内、愛媛県のシェアは約14%) ②鯛、ハマチ、カンパチを中心とした水産加工廃棄物(頭、内臓、背骨などの不可食部)  2020年度 約2,500トン ■想定活用シーン ・募集テーマ01,02における商品/サービスの材料として活用
02

加工場および冷凍設備など

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■特徴 ①ブリフィーレ製造ラインを持つ加工場 ・特徴:HACCP認証 ・拠点:愛媛県宇和島市(本社加工場)、神奈川県(三崎加工場) ・保有機械:ヘッドカッター(頭落とし)、ガッターマシン(内臓取り)、フィーレマシン(3枚おろし)、ドリッパーマシン(水分落とし)、真空機、金属探知機など。  ※8月、12月の繁忙期などを除く ②生餌凍結用として活用している冷凍倉庫 ・特徴:エアーブラスト方式急速凍結 ・拠点:愛媛県宇和島市 ※1月~4月頃のみ一部開放可能。 ③加工品凍結用として活用している凍結器 ・特徴:ブライン方式急速凍結 ・拠点:愛媛県宇和島市 ④主に生餌保管用として活用している冷凍倉庫 ・拠点:愛媛県宇和島市(本社第一冷凍倉庫および樺崎冷凍倉庫)、高知・宿毛市(宿毛冷凍倉庫) ・保管可能容量:第一冷凍倉庫(最大容量700トンの一部)、樺崎冷凍倉庫(最大容量4,000トンの一部)、宿毛冷凍倉庫(最大容量1,200トンの一部) ※1月~4月頃のみ一部開放可能。 ■想定活用シーン ・各テーマにおける実証実験の場として活用 ・事業化後に、遠隔地に輸送する際の物流として活用
03

販売先ネットワーク

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■特徴 ・取引先の業態:全国各地の中央卸売市場、仲卸業者、量販店など ■想定活用シーン ・ブラッシュアップ期間における顧客ヒアリングに活用 ・実証実験の場として活用(別途活用依頼をする必要あり) ・事業化後に、潜在顧客として活用
04

人的リソース

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■特徴 ・本社加工場の人員:約20人 ・三崎事業所の人員:約15人(事業所の半数程度) ※8月、12月の繁忙期などを除く。 ※時期などにより、開放可能な時間や人数は異なります。 ■想定活用シーン ・ブラッシュアップ期間におけるヒアリング(ニーズ発掘、技術検証、等)に活用 ・事業化した際のオペレーション要員として活用
05

資金提供

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実証実験における費用については、計画書、企画書に基づき相談に応じます。

プログラムへの意気込み

私たちヨンキュウグループは創業から50年以上もの間、日本の食文化を支えてまいりました。 年々多様化する社会的ニーズや消費者ニーズに答え、ステークホルダーから求められる企業に成長していく為、スタートアップ企業の皆様の先進技術・アイデアを交えた新商品・新サービスを実現していきたいと思っております。 皆様からのたくさんのご提案をお待ちしております。

株式会社ヨンキュウ プロジェクト事務局

開催会社概要

株式会社ヨンキュウ

”安全・安心な養殖魚の安定供給をめざして” 私たちヨンキュウグループは、タイ・ハマチ・カンパチなどの養殖魚を中心とした鮮魚販売事業、養殖業者への稚魚販売事業および養殖魚の餌となる餌料・飼料の販売などを行い、養殖漁業の生産から加工販売・販売・物流に至る全てのステージを総合的にサポートする水産商社です。鮮魚販売事業では、愛媛県を中心とした150以上の生産者から養殖魚を仕入れ、全国の水産卸売会社や量販店などに販売しています。養殖魚の取扱数量はタイとハマチ、カンパチの3魚種で、全国の生産量の10%以上を占めています。加工販売業におきましては、HACCP認証を取得している愛媛県の本社加工場と神奈川県の三崎加工場で、厳しい衛生管理のもとフィーレなどの加工品を製造し、全国で販売しています。また、取り扱う養殖魚の殆どに、アジア初のGSSI承認の水産エコラベルであるMEL認証を早くから取得して、SDGsの目標14である「海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する」の実現と安全・安心な養殖魚の安定供給に努めています。

スケジュール

エントリー受付

10/12(火) 10:00 - 11/05(金) 24:00

応募者からエントリーが提出される期間です。提案資料と質問への回答を持ってエントリーされます。

1次選考

11/12(金) 20:00

エントリー頂いた内容を元に、次のステップであるオンラインミートアップにお進み頂けるかを参加企業側で決定し、その結果をご連絡いたします。

オンラインミートアップ

11/13(土) 00:00 - 11/26(金) 24:00

1次選考をお進み頂けた場合には、WEB会議ツールを利用して、参加企業担当者とエントリー内容についてミートアップを行います。

2次選考

11/30(火) 20:00

エントリー頂いた内容を元に、次のステップであるオンラインブラッシュアップにお進み頂けるかを参加企業側で決定し、その結果をご連絡いたします。

プレゼン準備/プレゼンディスカッション

12/01(水) 00:00 - 01/19(水) 24:00

前半では、WEB会議ツールや専用コミュニケーションツールを利用して、参加企業担当者とエントリー内容のブラッシュアップを行います。
その後、プレゼン・ディスカッションに向けて、開催企業担当者と一緒にプレゼン準備をしていただき、プレゼンにご参加いただきます。

最終選考

01/21(金) 20:00

プレゼン内容を受け、最終的に共創による事業開発を行っていく提案を決定します。

エントリー条件と補足情報

NG企画

  • ギャンブル、政治、宗教、反社会的内容、公的にふさわしくない内容の企画
  • 法律に違反する企画
  • サービスの売り込み

エントリー条件

分野、業種を問わず、すべてのスタートアップ法人がエントリーできます。

備考

本プログラムは、開催企業がエントリー企業と直接やりとりを行うプログラムとなります。
エントリー後のやり取りは直接開催企業とご実施ください。

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